「龍神の掟作ったの龍だよ。
なら、わかるよなツヨシ。

女の子や子供を怖らせてはいけない!
って事で出して!!」

「ちょ、おいっ!!」


ツヨシさん、"すいません"と呟いた後ーーーーアクセルを踏んだ。


後ろを振り返る。

一人ぼっちになった龍。


険しさはそのままーー車を睨みつけた龍がいた。


「あの、白。
あたしのせいでごめんね!」

何から謝っていいか、わからない。

一人でバイクで帰される総長なんて、聞いたことないよ。

「大丈夫だよ、だって本気であげはが好きならーーあれぐらいどうってことない。

龍って不器用だし、顔怖モテだし、般若みたいじゃん」

んーごめん同意出来なくて。

「本気で好きなら、自分のせいで怖がらしてるってわかってあげないと。

あれで、分からなきゃバカでしょ?」



仲間ですよね、白って案外毒舌。