「なんで、助けたの?
あんなの、一人でどうにかなったのにーー」

男の助けなんかいらない。

男なんて大嫌い。

あたしは、彼らをキッ、と睨んだ。


「なんだよ、助けてやったのに。
小生意気だな、そのままやられちまえば良かったんじゃーーー」

ビュンーーーーーー。

それ以上、口にするな、と言わんばかりにーーーー拳を前に突き出し寸止め。



金髪の男は、寸止めにヘタリ、と座り込んだ。


「男なんて、みんな大嫌いっ」

泣きたくないのに、泣けてくる。

ここにいるヤツらも、どうせ女は出来るか出来ないかで見てるに違いない。


ポンポン。


はあ?

誰かがあたしの頭を撫でた。