朝目覚めたら、隣には大好きな人がいた。


安心したせいか、涙が零れる。

幸せが夢なんじゃないかと思う。

だけどーーーー夢じゃない。
あなたはそこに居てーーーー触れられる位置にいる。


触れたらーーーー夢じゃないって分かる。
微かな腰に感じる痛みも、夢じゃないと昨夜の行為を思い出させる。


寝てるよねーーーー?


「ーーあなたに出会って、怖がったりしたけど、色々なことを乗り越えて、もっと前より好きになった。

あたしに、羽根をくれてありがとう。

もし、龍が飛べない時はーーーーあたしが龍に羽根を与えるっ。


大好きだよーーーーっ」




きっと、変わらず大好き。




あたしは、寝ている龍に、キスを落とした。







end