。。折れた羽根、虹の架け橋。。

俺はゴソリ、とポケットからあるものを取り出した。


「なんだそれっ。
悪趣味なものばっかあるなっ」

旬が手に取ったものはーーーー
「これは、あげはちゃんに付けたもう一つのGPS。

だけどーーーーおかしいんだよ。
レイのいる病院から、一度も離れて無いんだ。

もしかしたら、あげはちゃんは病院にいるかも知れない」




「壊れて無いわけ?
どのみち、レイのいる病院に行くしかねーな」


シュウが、マジマジ言った。

「まあ、外に警備固めたから簡単には出れないわな」



ニヤリ、と笑ったーーーー。



「俺は、黒だけは敵にしたく無いよ。

怖いーーーー」



ミナミが引きつり笑いを浮かべた。

だって仕方ないじゃん。

「だって、黒ですから?」

ニヤニヤ笑う俺がいた。