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怖いことが
その先に待ち受けて居ても、、


ーー貴方に会いたいーー。


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ごめんなさいーー。


レイくん、ユウくんーー。



あたしは、龍がやっぱり好きっ。

逃げたりしたくない。




ちゃんとあって話したい。



二人に黙って出て行くのは、本当にごめんなさい。







病室の前の、警察。
なんで、病院に、警察ーー?

だけど、あたしには時間なんかない。


あたしは、スマホを操作した。


ーー「龍と。仲直りしたいです」ーー


すぐにかかってきた電話は、龍。





「"あげはか?
あげはに会いたいーー。
好きだよ、あげはっ"」


優しい声。



あたしの知ってる龍だ。


「"龍に会いたいっ。
大好き、今ねーーーーここは"」



ーーーー!!

ひんやりした何かに、気づいた。





「会いたかったよ、あげはっ」







ゾクリ、と震えた身体。

前にも聞いたこの声に、覚えがある。





ゆっくり振り返り、目を見開いたーーーー。




「ーーーーなんで、やだ!?」



ここにいるわけない。


幻覚、そうでしょうーーーー?