痴話喧嘩ーーーー?
なんか、違う気がする。

「もう、大丈夫なんか?
しばらく入院だってさあ。」

ミナミくん、心配そう。

入院!?
そうだよね、こんな大怪我。

「どんぐらい?
別に平気なのにっ」

「一カ月は、入院かな。
まあ、頑張れ!」
ユウくんは、ホント優しいお兄さんだ。


だけど一カ月も!?


あたしの責任は拭えない。

よし。

「あたし、付き添い看病します!
レイくん、なんでも言ってね!」



「えっーーーー?
いや、いいよ」


「やだ、大丈夫。
夜もずっと居るからね!
ずっと看病するからね!」


「まじ?
いや、夜はーーーーまずいかと」


なんで?


周りを見たら、なんとも言えない様な顔をしている。



「ーーーーダメ?」



ウルウルした瞳で、レイくんを見た。


あたしのせいだもん。
だから絶対に引かない!


「あげは、夜はダメだよ。
休めないよっ、あげは夜になると人格変わるし」

白、なんのこと?

人格ーーーー?

至って普通ですがーーーー。

あたしは、首を傾げた。

「あげは、眠くなるとどうなるっけ?」


白が言った言葉に、首を傾げた。

「ーーーー自覚無しか。
とにかく、夜はダメだよっ。
男には理性があるからね!」


白が、ビシッと正した。