「ーーーーーー奪えるもんなら、取ってみな。
負けないからーー」

龍の目には、何かを決心した様な力強さがあった。

そうーーーー"自信"。


誰にも、渡さないと言う目だった。


「はいはい、グタグタ言ってる間に看板つけたからな!!
下の奴にも、連絡しとけよ?
あーあ、本当めんどくせーなっ」

ユウが、空気を裂くように話して来る。

「ごめんなさいっ、そのーーーーっ」

なんだか、泣きそうなあげは。

「あーー違うよ。
めんどくさいってコイツら。

君も大変だよね、みんなに好かれて。」

本当、大変だよ。
まさか、お披露目の準備に来て好きになるとか、想定外だった。


把握してなかったこと。








「では、これより我龍の総長のお姫様のお披露目を開始しまーす!!」


そうーーーーそして、始まった。





ある意味ーーーー、あげは争奪戦だ。





*レイside終わり*