「キラキラのお星様!!

キランっ!」


あげは、は金の星を持って喜んでる。
「無邪気だね、可愛いあげはちゃんっ」

復活したらしい、黒。

ギロ、と龍に、睨まれ旬の背中に隠れる黒がいた。


「もう、壁と馴染むのやめたのか?」

白がクスクス笑ってる。

「ーーーー今はでかい奴の背中に隠れたいよ。
龍が、怖いからっ」

なら、挑発しなきゃいいのではーーーー?



「出来た!
1番星っ。
楽しい〜!!」

なんて無邪気なんだろう。



「あ、櫂くんっ、見て見てお星様!!」

誰だっけアイツ。

なんか、普通な奴。
基準がわからないけど親しそうではある。

「あ、看板出来たんだ!
あげはちゃん、おめでとうっ。
良かったね、龍くんは強くてかっこいいし、きっと一生、守ってくれるよ。

だから、諦める。
好きだけど、好きだったけど。
引き側が大事かなってーーーー」


俺は、アイツみたいには慣れない。

「ありがとう、櫂くんっ!!」


笑って、素直に受け入れられるほど、強くない。


だからーーーー





「俺は、諦めないよ?
龍から、あげは奪っちゃうからっ」



言っちゃった。

だけど今さら、引けない。
目の前の龍から、目を離せないーーーー。