「綺麗だよ。
あげはーー綺麗だよ。
そんな卑屈にならないで。

俺が守ってあげるっ」

ギュッ、と抱き締めてくれた白にーー安心して惹かれてく。


あたしーーーー白のこと。。






トゥルトゥルトゥルトゥル。



ーーーー!!

ビクッ。
まさかの電話。

だけど白は電話に出ようとしない。
だれかすら、見ようともしない。

「白ーーーー電話鳴ってるよ?
出なくていいの?」


電話そっちのけで、あたしを抱き締める白。

気づいたら、電話の音は止んでいた。