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「ツヨシ、帰るぞっ!」


運転席で寝ていたツヨシは、慌てて起き出した。

ふと、あげはを見て固まるツヨシ。


「ーーーーあげはちゃん。
何、その服っ」

焦った、ツヨシの戸惑う声。
うん、分かるよ。
しまいにはーーーー。



「ツヨシさん、ねんねしたいっ」


はい、甘えたあげはに大変身だわ。

フワフワ甘々の、あげはに、大変身。

可愛いこと間違いなし。
だけどーーーー。



「龍さんーーーーあげはちゃんまさか、眠たいとか無いですよね?」



そりゃーーーー。

「見ての通りだっ。
いいから早く走れっ!
でもって早く帰りてえー!!」


今の状況がヤバすぎだ。

「ねえ、龍。

チューしてっ」



甘く囁くあげは。

寄り添い迫って来る。
本当勘弁して欲しいーーーー。

「レイ、朝一で気過ぎだ。
気合い入れて来るなよ。
シュウに伝えとけ。

お姫様は、眠いと甘えん坊になるってなっ」


「俺らのせいかよっ」


そう、甘えん坊になる。

誰構わずだーーーー。

ちらっと、レイがあげはを見た。


「おい、目合わせるとヤバ「レイくんっ、ギュッとして!!」


あーあ。



ほら、始まった。