「ごめんな、シュウが。

怖いの苦手なんて、可愛いね。」

優しく頭を撫でられる。

だけどそれを、龍が払いのけた。


「ーーーー、悪い。
触んないで、レイ。

早く起きたなら、買い出し行って来て。

シュウ借り出していいから」

半ば強引に渡した紙。

龍ーーーー?


守る様に立つ龍に、違和感が湧く。

なんか、焦ってる。


「え、なんで俺!?」

シュウくん、嫌そう。

買い物か。

「あたしも、買い物行きたいなっ!」


あたしがそう叫んでた時ーーーーみんなが振り向くから、ついビクッと怯えてしまう。


「あげは、シュウとは行かせないっ。
誰が、シュウなんかとーーーー「なんかとはなんだよ!さっきから突っかかるし、なんな訳?」

えっ!!
突然始まるケンカは、龍とシュウくん。






「ーーーー買い物。行きたいんでしょう?」

えっーーーー?


腕組みをしたレイくんが、話掛けてきた。


「あ、あの。
でもーーーー「おいでっ」


あ、レイくん!?

あたしは、気づいたらーーーーレイくんと外にいた。