「龍っ、恥ずかしいよ。
えっとーーーーっ」

後の人はなんて名前なんだろう。

あたしは、彼らを見つめた。

「あー、ミナミです。
ごめんね、シュウがっバカだからっ」

至って普通の黒髪のミナミくんは、優しいメガネの青年だ。


身長は、そこそこ高いけどーーーー。

優しいメガネのおかげか、怖くないから。

「ーーーー、ユウ。
ちなみに、レイの兄貴。
白と黒と同じ二卵性の双子だからっ」


ユウくんと、レイくんーーーー?


一瞬、頭を過る単語ーーーー。


いやいや。

失礼だよね。
考えちゃダメ、絶対ダメっ。







「う〜ら〜め〜し〜や〜!!」

















「やっ!!」





背中に手をかけ、怖い声を出すシュウくんに思わず叫んでしまう!




「あは、まじ可愛いんだけどっ。
二人合わしてユウレイとか、笑えね?
あれ?」


ーーーーうる。

シュウくんは、きっと悪気なんかなかった。

だけどーーーー、ホラーとか苦手なあたしはついに泣き出してしまう。


「ーーーーちょっ、何泣かしてるわけ?
泣いちゃったじゃん!」


レイくんが頭を撫でた。