「"っで、歳いくつ?
同い年?可愛い?つか、絶対、可愛いよね"」


めちゃくちゃ食いつくのが、嫌だ。
やっぱり、見せたくない。

「"15歳になったばっかなんだけどな。
めちゃくちゃ可愛い。
だから、手を出すなよ!"」




ーーーーーーーー。

長い間。
寝たか?






「"15歳とか、犯罪決定!!
まさか、もう手を出したか?ーーーーはい、反応なし、ありだね。

いや、こんな童貞の彼女になる女の子、まじ見たいわ!
明日朝一で行くからなっ!

なあ、聞いて聞いて、龍にさあーーーーピッ"」



ムカつく。

本当、ムカつく。

やっぱり、電話しなきゃ良かった。

横にいるあげは。
無邪気な顔で、寝ている。
色々あった日。

俺は寝ているあげはの、頭を撫でた。

「おやすみ、あげはっ」

あげはの唇に、キスを落とした。