「だって、龍だけずるい!!
今まで、俺達に真っ赤になってたあげはがあの一瞬で恋に落ちるとかあり?

あり得ない。
俺、あげは諦めないからっ!」


白ーーーー。


白は、強く俺を睨みつけた。


「ーーーー俺は、あげはが幸せならいい。
仲間同士で争いたくないしな。
だけどーーーー、一緒にいると、好きが広がるんだよな。
ある意味、若気の至りじゃん?

まだ、15歳だしなっ」
旬。

何が言いたいわけ?

若気の至りーー?




「ーーーー、そうだよ。
若気の至りだよ!!まだ15歳だもんね。

結婚するわけじゃないし、まだなんとか行けそうな気がする!!」


急にやる気出し始めるなよ、白。




「あんまうるさくすんなよ。
つか、寝ろよ。
うるせーーーー。」


深夜過ぎてんだよ。

あげはが起きーーーーガチャ。






あ?



総長室が開いて、中からちゃんと部屋着を着たあげはが顔を出した。


ポロポロ、と泣き出すあげは。

えっ!?

何?