首に顔を埋めて、キスを落とした。


「やっ、龍っ」

君が俺の名前を呼ぶのが、嬉しくてーーーー。
白く柔らかい肌に、赤い痕を残した。


「可愛いっ、あげはっ。
白い肌に色付いて、綺麗だよっ」



咲かせてみたいその"花"をーーーー。


いや、さなぎから、蝶になるあげはを。


始まりに過ぎない、キス。

これからーーーー、長く甘い夜が始まる。

監視カメラがあるかも知れない、状況下で。
「愛してるーーーー。

セックスは怖くないんだって、あげはに知って貰いたい。

愛の証なんだよっ」


愛の証ーーーー。


色付いた花は、やっぱりあげは。

「ーーーー恥ずかしいっ。
でも、嬉しいっ」


監視カメラで見られてるかも、知れない。

ドキドキの中、交わる身体。
そしてーーー甘い吐息。

「ーーーー愛してる、あげはっ」



たった15歳の女の子に、心を奪われてーーーーだけど大人びているあげはに、、キュンとする心。













全てが、終わってーーーー
隣に眠るあげはの髪を撫でた。







ガチャ。


そのドアは開いた。