「あ、龍ーーーー。
恥ずかしいよっ」

真っ赤なあげはが可愛い。

「あのさ、アイツらのこと好きになんなよ?
俺のだからな。
この、長い髪も、綺麗な瞳も、綺麗な身体もーーーーみんな俺のもんだからっ」


ーーー髪に、目に、腕にキスを落とした。



大切に扱うのは、あげはだけ。
















「ーーーーあたしの初めてが龍なら、良かったのにっ」



ポロポロと涙を流すあげはが、可憐でーー。










「じゃあーーー、ちょうだい。

あげはの全てが欲しいっ。
怖かったままで悲しくなって欲しくない。


優しいの、あげるからっ。

だから、泣かないでっ」







今まで、こんな優しいこと言ったことは無い。


付き合って直ぐに手を出すなんて、本当は嫌だ。


大切にしたいーーーー。


だけど"初めて"が怖いままで、泣いてしまうならーーーー。




「ーーーー俺の愛で満たしてやるよ。

あげは、愛してるっ」





誰よりも愛してる。