「ーーーーっ、まじ無理!」

「悪い、あげはっ」

白と旬は、顔を背けてしまう。

みんながみんな、二人みたいなら良かったのに。


「わーお!
あげはちゃん、ヤバすぎ!」

ーーーー!!

黒があげはに手を伸ばす。
ギュッとバスタオルを掴む、泣きそうなあげはがいた。


ーーーー!!

咄嗟に動いていた。



「わあ!
何!?」

黒の襟首を掴んで引き戻す。

「何しょうとしてた?
冗談とかいらねーから、あげはに触るなよ」




「ーーーー、まじ?

龍さあ、まじにあげはちゃんのことっ」



そんなの。


俺はあげはを見た。

バスタオル姿のあげは。
少し震えて見てる。








「ーーーー好きだよ。

本気であげはが好きっ」








それはーーーーっ、








この場では、言うつもりなかったこと。


ポロポロ涙を流すあげは。