「ーーーーお嫁にもらうよ。

言ったろ、俺のお姫様なんだって。
誰にもやらない。

なあ、あげは。





俺の姫になってっ」




姫ーーーー?





周りを見渡したら、みんな表情が真面目でーー
どうしていいか、分からない。

「姫って何?」

それが、素直な意見。

「だからさあ、つまりーーーー
俺の女になれよあげはっ」



えっーーーー?


意味を理解して、固まるあたし。




その間も、龍はあたしを抱き締めることを辞めない。


「ーーーー龍。
抜けがけすんなし。
俺、あげはが好きだよっ。
すごく大切。

付き合ってほしいっ!」


白からの突然の告白。


ストレートな、告白に赤くなる頰。