「あ、あげはちゃん。
全て解決したよ。
つか、離れようか?
これで、叩くぞ旬っ」


怖っ。
木材というか木刀持ってる黒がニヤリ、と笑う。

「怖っ!!
抱きついただけじゃん。
離れるよっ。
まじ、黒って名の通りだなっ」


旬はゆっくりとあたしから離れた。

「何、危ないの持ってる訳?」


そこに冷静な白が来た。


何も変わらない日常に、、
変わってゆくーーーー。






あ、龍ーーーー。





紅牙の溜まり場から出てくる龍の、瞳があたしを見た。



鋭い切れ長の目が、不意にあたしを見た。


金縛りにあったみたいに、動けなくなる。


絡み合う視線。


あれーーーー?

なんか、ドキドキする。