強くなんか、慣れないーーーー。

「助けてーーーー、龍神……っ」













ポロポロ、と涙が頬をかけたーーーー。










ガタンーーーー!!




「総長、我龍がーーーー」


一人、男が出てきたと思えば、ドサリ、と倒れた。



何ーーーー?
















「我は、龍神なり。



お姫様は、返して貰うよ?」





龍ーーーー。



なんで?





「あげはっ!!

もう、大丈夫だ!!」



白ーーーー。

なんでいるの?



「旬、頼んだ!」


「はいはい、ちょっとごめんね〜!!」



龍が、旬に何を言ったかわからない。

だけどーーーー旬は、真っ直ぐあたしの場所に来た。


そばには、紅牙の総長がいる。

「なんだ、てめー!!」




少し、尻込みしてる男を睨みつけると、それはーーーー見えない動きーーーー。



まるで、、
神の動きだった。




気づいた時、男は、後ろに吹き飛んでいた。



「旬ーーーーっ」