「あたしは、櫂くんを迎えに来たの!!
一緒に帰ろう?

みんな、待ってるからっ」


闇に染まっちゃダメ。

闇からヒカリへーーーー。

あたしは、櫂くんに手を伸ばした。




「いやっ!?」



だけどあたしの体は、男に押し倒されていた。





「こないだの続きするーーーー?


この場所なら朝まで出来るよ?」


嫌だーーーー。

埃だらけの床は、思ったほど冷たくてーーーー。

「やっ!!
櫂くんっ!」


あたしは櫂くんに、助けを求める。



その合間も、身体に這う手にピクリ、と震えてーー仕方ない。


「可愛いな、お前。
なあ、俺のに慣れよ。
櫂は俺の言うことしか、聞かないよ?

諦めてーーーー俺のになりなよっ」



嫌だ。

腕を動かそうとしても、動けない。
その合間にも、脱がされてく服。





いやーーーー。


どうして、動けない両手に泣きそうになる。


やっぱり無理だよ、龍。


あたし、やっぱりみんなが居ないとダメっ。