「ーーーー龍が居て、白が、居て何してるわけ?
総長、副総長形無しだな!!

今から紅牙の倉庫にーーーー!!」


旬の気持ちはわかる。

だけどーーーー今は、まだ行かせない。


「ダメだ。

まだ、行くなっ!!」



旬が驚いた顔で見てる。

「何、言ってるわけ?

龍は、あげはが紅牙に何されたか、知ってるだろうが!!

白も、なんか言えよ!!」


わかってる。


あげはの過去は全部知ってる。




「ーーーー俺は櫂が、あげはに危害を加えるなんてありえないと思ってる。

紅牙と、なんらかの関わりはあるかも知れない。

だけどーーーー、あげはを傷つける奴ではない。


ーーーー奴らの動きを見てからでも、遅くない。

ーー旬。


気持ちが分かるが、今は待てっ。」

「龍、俺わかんないよ」

旬の顔は泣いていた。



白は、苦痛に顔を歪ませた。




俺だってーーーーあげはが心配だ。

あげはとした二回目のキスが、忘れられない。