「ちなみに、学校いってるのは黒と俺だけだよ」

黒と、白だけーー?

なんで、この二人限定?

「…おじさんがうるさくてね。
むやみに話せないけど、おじさん警視庁のお偉いさんだからね!」


「ーーーー!!警視庁と、繋がってるんだっ」


何ーーーー?
今の櫂くんの動揺。
気のせい?

「あ、俺ーーーー今日用事あるから、少し出てくるねっ」


なんだか、様子がおかしい櫂くん。

気のせいーーだよね?

なんだか、違和感。

「ツヨシ、送ってけ「いや、いい。」


櫂くんーーーー?


昨日と、様子がおかしい。


なんだろう、櫂くんが遠いーーーー。


「櫂くん!?

どこにもいかないよね?」


あたしは櫂くんの背中に話しかけた。




「うん、またすぐ会えるよっ。
またねっ」



それは本当自然の笑顔。


なんだか、泣きたくなるのを耐えた。