「あたしは、みんなの"お荷物に過ぎない"。

助けてばかり居たら、いつか、みんなが傷つく。
嫌だよーーーー。

せっかく、仲よくなれたのにっ」


あたしの涙は頰を伝うーーーー。


「ーーーー誰にも渡さないーー。
だけど、自分の、身は自分で守れよっ。





ケンカを教えてやる!!」






龍ーーーー?



「言っとくけど。
認めた訳じゃないからな?
ただ、ケジメつけないとな。

前に進まないとなっ」


優しい、龍の手。

赤くなる頰。
知らない龍の顔。


困惑するあたし。