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朝目覚めたら、なんだか騒がしい。


ベッドにいた筈の、白も旬もいない。
スマホを見たら朝の6時半。


ガラッ。

幹部室をのぞいたら、みんな居なかった。
変わりに居たのはツヨシさんと、櫂くんだ。


「ねえ、みんなは?」


「おはよう、あげはちゃん。
嫌、なんつーかさあ。

ちょっとさあーーーー」

言葉を濁すツヨシさんに、首を傾げた。

何ーーーー?


「実は、今朝これがさあーーーー倉庫内で見つかったみたいなんだっ」


何ーーーー?


黒い紙に、赤い文字で書かれた文に、息を呑む。






「"我龍の姫を、奪うから首を長くして待つ様に"


紅牙」


紅牙ーーーー?