「よし、仲直りしたな。
キスはダメだからなっ!」


キスってーーーー。

そうだ、あたしーーーーさっき旬と……。

一気に恥ずかしくなるあたし。

「あれ?
首のキスマーク、そんな強く付けたかな?
紫になってる。
さっきは、そんな色じゃーーーーまさか、お前?」

ーーーー!!

そう。

旬に付けられたキスマークだ。

恥ずかしさから、顔を布団で隠す。



不意に、その手は囚われてーーーー。



「優しくしてあげたかったのに、ひどいことしてごめんな。

俺さ、あげはが好きだよっ」



ーーーー!!


「ちょっと、白。
抜け駆けすんなよ!
俺だって、あげはが好き」


ーーーー!?

それは、二人の本当の気持ち。

嬉しい反面、なんて答えていいか分からない。