「えっ、ちょっと旬嘘でしょ!!?」

仲直りは、したい。
だけど、嫌いとか言われたら消えたくなる。

あたしはどうしたものか、悩んでいた。






「ーーーーあげはっ」





知ってる声に顔をあげたら、それは白で。

真剣な瞳が、あたしの心を射抜くーーーー。




「誕生日だったのに、ごめん。
泣かしてごめん。


仲直りしたいっ」


嬉しいーーーー。


それは何より嬉しい言葉。

待ち望んでいた言葉だ。

「ーーーーっ、良かった。
白、ギュッとしてっ」


不安なんか、今は無い。

フワリ、と優しく抱きしめた白。

あたしは、白を見つめた。
白も、見つめ返してくれた。