「首に、赤い痕が出来てました。」


赤い痕が、確かにあった。

長い髪から、覗く肌にクッキリと浮かんだキスマークの痕。


バタンーーーー。


「気持ち良かったっ。
どうしたのーーーー?」


ーーーー!!

お風呂上がりのあげはさんの可愛さに、脳天クラクラ状態ーー。

長い髪は、ウサギ耳ヘアーで、ピンク色の部屋着は、ショートパンツ。
上は露出度満点のキャミソール。

無理ーーーー。

絶対、一緒に寝るとか無理!!


心の中はプチ、パニック状態だ。

「ーーーー、俺、ちょっと出てくるわ。」

きっとーーーー白さんのトコに行くんだ。


「あ、ツヨシ。
あげはに変なことすんなよ?」


「な!!しませんよ!」

最後の方で、赤面する俺。

ドキドキの中。

あげはさんと、2人になった。


「あの、旬は?」

気になるらしいあげはさん。


「あげはさんっ「あの、そのあげはさんってやめません?あたしの方が年下なのに、出来たら"あげは"ってーーーー」

ま、まじ?

参ったな。

「じゃあ、あげはちゃんでいいですか?」


これが精一杯。