*白side*

「何してた?
白ーーーーあげは泣いてたけど」

知ってるくせに、白々しい。

「見てただろう?
見たまんまだよ、、あげはとキスした。

理性が分からないあげはに、教えてあげようと思って」





「そんな理由で、キスしたわけ?
あげは泣いてただろうが!?」

グッと、胸ぐらを掴んだのはーーーー旬。


俺だって、わかってた。

暗闇の怖いあげはに、無理矢理口づけした時ーーーー怖がる体を。

あれ見た時ーーーー、止めなきゃいけない、と気づいたけど。
止まらなかった。


"理性"を失ってしまった。


理性を教えるつもりがーーーーあげはにキスしたことで抑えられなくなってしまった。