何!?なんなのコイツら。
特に黒なんて、1番小さいしガタイも普通。
なのに、力はーー"男"なんだ。

"男ーー"そう、最初から理解していた。

意識してないわけじゃなかったけどね、、
なんだろう。
体が震える。

「あげはちゃん、確かにキレはいいし速さも早い。だけどーーやっぱり女の子だね。
力が弱い。

守らせてくれない?
自分で、自分で守ろうとしなくていい。








俺達が守るからーーーーーー」











あたしは、女。
弱い生き物で、結局勝てなかった。

旬に勝てたことには、ならない。
あたしが泣き真似しなかったら、きっと旬に負けていた。


解放された腕。
地べたに座り込み立てないあたしを見下ろす4人の男。



まるで、あの日みたいなーーーー。