学校でも、いつもトップだった櫂が負ける訳ないし。
引き分けに終わるかなーーーー。
だって、白が勉強してるの見たこと無いしな。

なんて、心の中で思ってた。



「はあ!?
マジかよ!」

それは、櫂の声だった。



少し、押され気味の櫂の曖昧な声。

「ふふん、さあ、どう出る?」

胡座をかいて余裕の笑みで、コーラを飲む白がいた。


白でほぼ埋め尽くされてる。


「ごめん龍くん、負けたかもっ」

櫂は、降参と言わんばかりに、手を上げた。


一つだけ、色が変わったけどーーーーすぐ後に白の色で埋め尽くされた。


「はい、黒、白チームの勝ち!」


そして、龍、櫂チームの敗北だった。

そして、自然に旬、ツヨシさんペアに変わった。


旬は、ニヤリ、と笑った。