「ーーーーからかってねーよ。

ただ、構いたくなるーー。
そんな顔、してるとまじで食べちゃうよ?」

そっと、あたしにしか聞こえない声で囁く旬に。


食べちゃうよって野生!?

「もう、旬。
知らない!あたし、ツヨシさん迎え行って来る!!「あっ、ちょい。一緒にっ!」

ずっと居ないツヨシさんを、迎えに行こうとドアを開けた。


あとをついて来る旬。


旬が、ついてきたら意味ないのにな。
真っ赤な頰。
気づかれないように触れた。


えっとツヨシさんはーーーーいた!!


「まじっすか!
ツヨシさん羨ましい!
あげはさんって可愛いですもんね!」

「可愛いーーーーってか、15歳だよ!!
なったばっかり。
俺、一緒に寝たら犯罪じゃない?」

犯罪ってーーーー大げさな。

「一緒に寝てもなんもなきゃいいんじゃないんすか?ツヨシさんは二十歳で、大人だし"理性"あるでしょう?」


あ、また理性って。