「「いや、やっぱりいい」」

最初に発したのはーーーー黒と白。

「うわぁ、双子みたい。
凄いシンクロ!!」

二卵性だからか、気づかないらしい。


「そいつら、二卵性の双子なんだ」

旬が、顎で教えた。


絶対、これだけは間違うんだよな。
どっちが兄貴か。








「君が、お兄ちゃんだよね」





ほら。





「「え、まじ?」」








「俺、この人好きかも知れない!」


黒が兄貴だなんて、言う奴がいるなんて。




身長であげはだって間違ったのに。
「それに、プレゼント選びしなくて大丈夫?」

「「「「あ!!!あげは!」」」」


やっと、思い出した本来の目的。
散らばって行く男達。