ーーーーーーーーーーーー

「じゃあ、俺はあげはちゃんのプレゼント選び行くからーー」


櫂の声が変わった。

さっきの甘い感じが抜けて、なんだか冷たい。

「あげはちゃんのこと好きなの?」

黒が確信に迫る。














「そんなの、好きに決まってる。
ずっと、探してたーー。

なのに、なんでーーーー
あんた達といるの?
一緒に暮らしてるってどういうこと?」

そうだ。

こいつは、"過去"を知ってる分、、
"今"を知らないんだ。