バタン!!


「おい、白!!
俺はあげはにしか興味ねー。
変なこと言うな」

風呂上がりみたいな龍がいた。

頭にタオル。
ガシガシ拭いてる。
微妙な雫が、床に数滴垂れたーーーー。

「あげは、改めて誕生日おめでとう!!
今日、プレゼント買いに行こうな」

はいはい、聞いてませんよ〜。

龍のことより、今日の予定だ。



んーーーー?










「ーー髪、濡れてるよ龍。

雫が。。
乾かしてあげるよ」


龍の側にいるあげは。

小さな細い指先が、龍の髪を数回撫でた。

雑誌を読んでいた旬も。
スマホをいじっていた黒も、顔を上げて見てる。


なんか、嫌だ。

ムカムカする。
「早く行く準備しょう!あげは、とびきり可愛くしてなっ」

とびきり可愛くしてなんてーーーー