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その夜中。


「いいよな、白は。

抱き締めて寝れてさあ」

嫌味か。



「じゃあ、変わってくれ。
今すぐにっ」


柔らかい髪がくすぐったい。
吐息が、喉元をくすぐるーーーー。

「変わりたい。
めちゃくちゃーー、だけどよく理性保つな。
俺無理かな」

ならば、ベッドに誘うな。

なんだそれーーーー。
「寝ないと明日、持たないよ?」
明日は、特別な日。
ってか零時を迎えた夜の時点で、特別な日だ。