「場所、決まった?」


ん?
なんの会話。

「今夜は、無理かも。」

「いや、俺だって無理かなっ」

旬?、白まで。

なんの話してるんだろう。
だけど、眠たいーーーー。

「俺はーーーーっ」

息詰まる龍の声。


「俺はいいよ。
我慢する自信ないけどーー。
だって愛しくてーーーー」

黒もなんか楽しそう。
重い目をなんとか、開けて起きた。



「ーーーー何話してんの?あれ、倉庫?」


気付いたら倉庫の中。
いつもの幹部室に、ホッ、とするあたし。


「お、おはよって言うかーー。
誕生日おめでとうっ!」

えーー?

深夜零時を過ぎていた。

7月26日。
あたしが生まれた日だ。