「え、ダメ!!
ーーーーあ、いや、そのつまらないし「あげはっ」

なんか、ある。


ただの接客で、こんな高い訳無いじゃん。

「あげは。
ただのバーじゃないんだろう?
話してよ。
言ったよね、辛いこと全部って」


あげはの表情で分かる。

泣きそうに、少しずつ離れてくあげは。


「だって、あんな場所だなんて、知らなかった!
あんなーーーー!!」



ポロポロ、と流す涙はーーーーあげはのモノ。


何が、あげはを苦しめる?


俺達は、ツヨシの車で倉庫に舞い戻った。


ちゃんとあげはの気持ちを、聞くためだ。


「あげはっ、ちゃんと教えて。
そんな時給高いの可笑しいだろう」


幹部室にはみんないる。