「・・・はぁ・・・・・・、花園。お前は相川輝に何をしようとしてる?」
「知ーらね」
そう言っただけで、花園からはあまり話す気がないらしい、というのは分かった。
「正直、面倒なんだよね。それにあんま暇してないし」
「・・・チッ、あぁ?好き勝手言ってんじゃねぇぞテメェ・・・、殴り飛ばしてやろうか?あ?」
「普通に無理だろ。たったレベル2だろうが」
その言葉に、分かりやすく息を呑む。
そりゃあそうだろう、普通の人間ならば相手のステータスを見ることなんて出来るはずがないのだから。
「花園。俺はそれなりの力を持っていると自負している。普通の人間に何かしたら、そんな俺と敵対することになるけど。大丈夫?引くなら今の内だけど」
「ッチ、面倒なのはお互い様だろ。てめえと敵対しようが勝つのは俺だ。かかってこいよ誰かさん?」


