「・・・そっかあ、でも確かに、輝くんに黎って呼ばれたら鼻血出しちゃうかもしれないしなあ・・・」



 今は遠慮しておこうかな。それで、いつか耐性がついたときに呼んでもらおう。


 ズーンと分かりやすいくらいに落ち込む私に気を遣ったのか、



 「・・・れ、黎・・・くん?」


 「oh・・・、きゅーと・・・」



 心臓と鼻をそっと抑えて、喜びを噛み締める。


 可愛いすぎるぜ、輝くん。