「えっと・・・。もうすぐで夕食の時間で、鳴瀬さん初めてだろうから案内しようかなって・・・」


 「え、本当?それはありがたい!」



 パァッと目を輝かせてそう言うと、輝くんは照れくさそうに笑った。



 「それに、鳴瀬さん綺麗だし・・・絡まれたらいけないから、」


 「?・・・え、もしかしてヤンキーっていう人たちに・・・?」


 「う、・・・ヤンキーもそうだけど、鳴瀬さんを放っておくはずがないし・・・」


 「?私、武道できるから対処くらいはできると思うよ」



 そう言ったら、輝くんの顔はビックリ顔になった。


 その顔も可愛いな畜生、少しでもいいからその可愛さ分けて。



 「ねえねえ、鳴瀬さんじゃなくて黎って呼んで」


 「え、そ、そんな恐れ多くて出来ないです・・・!」



 うそん!?


 私は、輝くんに怖い人認定されてしまったのか!?