「えっ、でも…」
「何かあったら俺が守ってやるから」
そのまま手をつないで学校の近くの駅まで来た。
ここに来るまで、何人かの生徒に一月君と手をつないでいるところを見られちゃった!
このままじゃ、恋人同士だって思われるかも。
「じゃあ今日の服従ゲーム、始めるか」
と突然、耳もとで言う一月君。
「え? もう…」
困惑する私の指の間に、一月君は細長い指を入れ、要するに恋人つなぎにしたあと、体をぐっと密着させた。
「これから学校では、
俺の彼女の“ふり”をしろ。それが命令」
「えっ!?」
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