朝ご飯を作ろうとしてあと一歩で火事。
一月君は料理が苦手みたい。


だけど結果はどうであれ、私のために作ろうとしてくれたなら、それはそれでとってもうれしいかも。


「私、こう見えて料理は得意なんだ。
だから一緒につくらない?」


まだ学校に行くまで時間はあるし。


「いいの?」


「うん。何かリクエストは?」


「んー…
じゃあ俺、ハンバーグが食いたいな」


「えっ!? 朝から!?」