「ふはぁ~、 なんだかんだで、ちょっとは眠れたみたい」 まぶたをこすりながら隣を見ると、 「あれ? 一月君?」 ベッドにいた一月君の姿がなかった。 しかも…… 「ん!? くさっ!」 キッチンの方から焦げ臭い匂いが。 「一月君!?」 急いでキッチンへ。 バタンッ! 「の、希望?」 一月君は黒い煙と火が出たフライパンの前であたふたしていた。