「クラリスがいないせいで、俺は一週間もまともに眠ってないんだ。


でも昨日、希望を抱いたとき、感触がクラリスにそっくりなことに気づいたんだ。希望を抱き締めながらなら、今晩はぐっすり眠れる気がする」


「そ、そんな理由で私、
一月君と同じベッドで寝るの?」


「逆らうのか?

……いいんだぞ?
あの動画をばらまいても」


「ぐうっ…」


こうして私は、仕方なく一月君と同じベッドで一晩眠ることになった。


「言っとくけど、
変なことしたら警察呼ぶからね!」


「うるせぇな。
そんな目的で一緒に寝るんじゃねぇよ」