私達はいつも通り一緒にご飯を作って、一緒に食べた。


そしてお風呂から出たあと、お互いの髪をかわかし合い、二人っきりの時間を楽しんだ。


夜の12時を過ぎると、一月君はまた「眠れない」と言って私のベッドにきた。


私は「いいよ」と言って一月君を入れる。


こんな風に毎日、同じベッドで眠っているのに、一線は越えていないのは奇跡だと思う。


「なぁ、希望…」
「ん? なに?」