お父さんに言われ、私は隣に座る。


私が来る前から、一月君とお父さんはかなり話していたみたいだ。


「お父さん、海外での仕事はどう?」
「ああ、とても順調だよ。希望も学校はどうだ?」
「うん。すっごく楽しいよ!」


それから、お父さんとの雑談を終え、


「さて。そろそろ本題に入るか」とお父さんが切り出した。


「突然だが希望、明日の飛行機で、希望を海外に連れていこうと思っている」