はぁ、みんな相変わらずだなぁ。


ちょっとあきれつつも、ここにいると、すごくホッとしている自分がいる。


やっぱりここが私の居場所なんだ。今はそんな風に、心の底から思える。


試合は夕方には終わり、一月君のチームの勝利だった。


一月君はチームメイトとハイタッチし、喜びを分かち合っている。


……転校するって言ったときはどうなるかと思ったけど、今度こそ、本当にいいチームメイトに出会えたみたいだ。


~~♪


電話がなった。誰だろう?


見ると、お母さんからの着信だった。


「今さら、なんなの…?」