私は目を見開いた。


「蓮君。それ…」


蓮君が首につけていたもの、それはあの欠けた星のネックレス。しかもそれは、私が持っている星のもう片方だった。


「ついに、知られてしまったね…」
蓮君が言う。


「じゃあ、あなただったの?
銀髪の男の子は?」


私の問いかけに、蓮君はこくりとうなずく。


「記憶喪失になっていて、ずっと気がつかなかった。でもまさか蓮君だったなんて…」


「気づかなくて当然だよ。当時の僕の名前は雪村一誓(ゆきむらいっせい)。それに髪色も、顔も変えてしまったからね…」