「女の子?」


私の後ろにいた犯人は、私と同じ桜高の二年生の女子だった。


「うわぁぁあ!!」
「きゃっ!」


その女子生徒は大声をあげ私を突き飛ばす。


階段でしりもちをつくと、女子生徒の手に、キラリと光る何かが見えた。


「死ね、死ねぇええ!!!」


女子生徒はナイフを手に、私に襲いかかる。


「希望ちゃん!」